作文部門 文部科学大臣賞—高学年の部—

受賞者の言葉

山口県山陽小野田市 厚陽小学校
6年 舩林 里歩
「めざせ だんご虫マスターⅥ~だんご虫の生きる力に学ぶの巻~」

 受賞のことを最初に聞いたときは、とても驚きました。自分の研究が特に優れていたとは思いませんが、これは、一年生の時から研究を続けてきたことのご褒美かなと思っています。
 一年生の時は、だんご虫の好きなことや得意なことを調べました。特に面白かったのは、どんな時に丸くなるのかという実験です。水をかけたり、笛を吹いたり、冷蔵庫に入れたりした実験がとても印象に残っています。
 二年生の時は、だんご虫とわらじ虫の運動会をテーマに、いろいろな実験をしました。四十センチメートル走では、わらじ虫の方が断然速かったけど、登り競走では、だんご虫の圧倒的勝利だったのが面白かったです。
 三年生の時は、だんご虫が遊べるワンダーランドを作るために、だんご虫の運動能力を調べました。最後に私が作ったワンダーランドでだんご虫が遊んでくれてうれしかったことを今でもよく覚えています。
 四年生の時は、「だんご虫コロリ」という薬があるのを知ってショックを受け、だんご虫のいいところをたくさん見つけようと思いました。だんご虫は苦手なものでもチャレンジしようとする勇気のある生き物だということが分かりまし た。
 五年生の時は、だんご虫の考える力を調べました。だんご虫は自分が楽になる方法を考えることができるというのは、大きな発見でした。
 そして最後の六年生では、これまでの実験を振り返りながら、だんご虫の生きる力をまとめました。だんご虫は、いろいろな過酷な実験でもあきらめずにチャレンジしたり、状況に応じて行動したりすることができる生き物だということが 分かりました。
 この研究を六年間続けてきて、面白いことばかりではなく、つらいこともたくさんありました。特に、実験がなかなか終わらず、夜遅くまで一人で実験したときは、つらくて涙が出そうになりました。でも今思うことは、あの時あきらめな くてよかった、ということです。私がこの実験を続けてこられたのは、アドバイスや励ましてくれた両親、毎年研究を褒めてくれた先生、友達、そしてかわいいだんご虫のおかげです。二月二十日には、財団の方が山口までいらっしゃって、 表彰式を行ってくださいました。厚陽小の先生や友達の前で賞状をもらって照れくさかったけど、とてもうれしかったです。
 これから中学生になっても、疑問に思ったことを追究する楽しさと、あきらめずに最後まで努力することの大切さを忘れずに、何事にもチャレンジしていきたいです。