作文部門 文部科学大臣賞—高学年の部—

受賞者の言葉

滋賀県大津市 滋賀大学教育学部附属小学校
4年 中村 燎
「私のお気に入りのぶんぶんごまパート4
~ぶんぶんライトを作ろう~」

 私が、ぶんぶんごまの研究を始めたきっかけは、小学校1年生の時に給食の準備中、マスクのゴムを両方から引っ張ったら、くるくる回るので、おもしろいなあと思ったことでした。マスクがくるくる回るように、「よく回るぶんぶんごまを作ってみよう。」と、研究を始めました。
 4年目の今年は、ぶんぶんごまの回る力を使って、「お気に入りのぶんぶんライト」を作ってみることにしました。理科の時間に初めて使った「モーター」をぶんぶんごまに取り付けることができたら、ライトが作れるかなと考え、実験をくりかえしました。
 一番時間がかかったのは、ぶんぶんごまの回る力を、どうしたらモーターに伝えることができるかということでした。何度も何度もくりかえして実験したので、ぶんぶんごまを回すために手がちぎれそうに痛くなってしまったこともありました。そのほかにも、いろいろ困ったことがありましたが、研究を続けるたびに、いつも新しい発見がありました。
 私が、これまで4年間研究してきて、学んだことや気が付いたことが2つあります。
 1つ目は、「何かを測るということが、こんなにも難しいこと」だとは知らなかったことです。ぶんぶんごまの回転数や豆電球の光の強さなど、実験では、いつも「測る」ことが必要でした。実験装置を何回も作り直して、同じ条件で実験できるように、これでいいのかなと、工夫しながら進めていかなければなりませんでした。何回もくり返してよい実験になるように努力することで、自分が考えた実験に自信が持てるようになりました。
 2つ目は、「新しいことをやってみる」ことの難しさです。新しくやってみたいと思ったことを1つずつ解決しながら実験を進めていきました。実験のと中で、結果が予想とははずれてしまって、調べてみたいこととはちがう方向の結果になって、うまくいかないこともありました。
 けれど、「うまくいかなかったこと」がヒントになって、実験がよい方向に進むこともありました。予想したことが外れてしまっても、その実験が、「失敗ではない。」と考えられるようになってきました。
 私は、これまで研究を続けてきたことを大切にして、これからも、また新しいことにチャレンジしていきたいです。