作文部門 文部科学大臣賞—高学年の部—

受賞者の言葉

滋賀県高島市 今津東小学校
6年 澤田 一理
『まきひげとゆびきり パートⅣ  色や印をつけて調べたこと』

 みなさん、今日は本当にありがとうございます。受賞者を代表して、このように盛大な授賞式を開催していただいた方々にお礼と、喜びの言葉を申し上げます。
 ぼくは、植物は動かないと思っていたけれど、まきひげをさわったら、あっという間に指に巻きついてきたので、とっても不思議に思いました。だからまきひげの研究をはじめました。
 ぼくは絵をかくことが大好きです。図工の時間に先生から絵をかくときはいろんな角度からよく見なさいと教えていただいたので、まきひげが巻いていく様子がよく伝わるように、よく見てかくと、いろんなことが分かってきました。
 まきひげは物にふれると、ゼンマイのようにまきつきます。でもはじめはもじもじして、ゼンマイをほどいたり、またつかまったりします。つかまったら、ピーンと張っている残りの部分の中央がなぜかたるむのです。そのたるみをきっかけにして、たるみの両側に反対向きの2つのバネをいっきにつくります。
 ある日、ペンで、まきひげの表側だけを赤色にぬりつぶしました。すると、赤色を全部内側にしてバネをまきました。そういえば、まきひげがのびる様子を調べるときにつけた線も、うすく広がって見づらくなっていたことを思い出しました。そうだ、まきひげの表側に黒色で、裏側に赤色で点をかいたらいい、そうすれば、まきひげがバネを作るとき、まきひげがのびてバネを作るのか、縮んでバネを作るのかが分かるかもしれない。ぼくは、どきどきして、観察していると、ずっと不思議に思っていた「たるみ」のなぞも解決しました。
 ぼくは理科が大好きです。ホウセンカに赤い水を吸わせてけんび鏡で見たのがとても楽しくて、まきひげで同じことをしたら、まきひげ全体が真っ赤になり、水の通り道はわかりませんでした。でもまきひげがつかまるものを探して1時間で1周していたことを思い出して、はじめの30分赤い水を吸わせたら、水の通り道がはっきり分かり、まきひげが、信じられないように色分けされました。
 これまで、まきひげを何十回とこすったり、すべてのまきひげの巻きつき方をスケッチしたり、たねから育ててまきひげが増えていく様子を調べたり、ゴーヤ以外の他の植物でも調べたり、いろんなことに挑戦しましたが、どんなときも失敗したと思わずに、続けてよかったと思います。思い通りに進まないことばかりでしたが、なぞが解けたときのうれしさを思い出してがんばりました。そして、研究がいきづまったときに、どうしたらいいかと考えることも好きになりました。
 お世話になった先生方や、声をかけてくださった今津東小学校の先生方にお礼を言いたいと思います。そして、ぼくの研究を見ていただいた方々に感謝しています。本当にありがとうございました。(表彰式でのあいさつより)