7月26日(金)ワークショップ詳細

A

デジタル・シンキングツールで考えをつくり出す 黒上晴夫 関西大学教授

全ての学習の基盤となる資質・能力の一つに、考えるための技法があると考えられます。その習得には、思考を可視化して支援することが重要です。このワークショップでは、そのためのアプリを用いて、アイデアをカードに書き出し、他者と共有し、シンキングツールを用いて再構成して、「考えをつくり出す」流れを体験していただきます。

B

3.11を学びに ~あの日を語ろう、未来を語ろう~ 佐藤敏郎 元東松島市立矢本第二中学校教諭

東日本大震災から 8年間、中・高生をはじめとした被災地内外の多くの人とともに、授業や地域活動の中で様々な取り組みや発信を続けてきました。女川、東松島、そして、大川小学校に関する事例を基に、3.11をどう学びに変えていくかを考えます。

C

小学校におけるプログラミング教育の授業実践 佐藤和紀 常葉大学教育学部専任講師

2020年の新学習指導要領の実施まで残すところ1年となりました。しかし、「まだ授業の仕方がわからない」「なんでプログラミングなのかがわからない」という方もいるのではないでしょうか。本ワークショップでは、学習指導要領等から、なぜ今プログラミング教育を実施するのかを詳しく解説した上で、コンピュータを用いたプログラミングを体験していただきます。

D

情報社会を生きる市民の一人としての資質を育む情報モラル教育の指導法 今度珠美 鳥取県教育委員会情報モラルエデュケーター

ソーシャル・メディア時代の情報モラル教育とはどのように進めていくべきかを考えます。ICT の発達でできることが広がり、小学生でもメディア・メッセージの発信者として社会に影響を与える可能性が生まれてきました。情報社会を生き、創造する市民の一人としての資質を育む新たな情報モラル教育とはどうあるべきなのか、考えるべき視点と実践方法について検討していきたいと思います。

E

ICT 活用授業のマネジメント 渡部 昭 墨田区教育委員会(元中学校校長)

新しい学習指導要領では「情報活用能力」を「言語能力」「問題発見・解決能力等」と同様に学習の基盤となる資質・能力と明記しています。しかし、「情報活用能力」と言ってもまだまだコンセンサスが得られているとは言えません。各学校の ICT の整備状況や活用の現状からどのような力をどの段階で習得させなければならないかを一緒に考えていきましょう。

F

情報活用能力を育てる探究学習のデザイン 稲垣 忠 東北学院大学教授

全ての学習の基盤となる資質・能力である情報活用能力は、児童・生徒が情報を集め、整理・分析し、まとめたり表現したりする探究学習を通して育成できます。本ワークショップでは探究プロセスをカード化した「学習活動カード」を用いて単元をデザインし、活動に含まれる情報活用能力と、主体的・対話的で深い学びにつながる手立てを検討します。

G

こんな時どう言い返す(主に中学校教諭対象) 池田 修 京都橘大学教授

生活指導は、その場、その時に口頭で、待ったなしで行わなければなりません。子どもたちの理不尽な、または一見筋の通ったかのように見える「文句」に、瞬時にきちんと言い返さなければなりません。そうしないと、生徒たちは勝手に「先生は許した」などと思うようになります。理論とケーススタディで学んでいきましょう。

H

疑似体験を通して考える合理的配慮と特別支援教育 小林 玄 東京学芸大学学生支援センター障がい学生支援室講師

通常の学級において特別支援教育を展開する時には、どのような留意点があるでしょうか。集団での学習活動に参加することが困難な児童生徒に対して、どのような観点で配慮を行えば合理的配慮となりえるか、発達に偏りのある児童・生徒の困難さに類似した体験(ワーク)を通してご一緒に考えていきたいと思います。